プリンスホテルは、会員制ホテル事業に参入するようです。その名もプリンス バケーション クラブ。開業は2019年を目処としているようです。
【参考リンク:プリンスホテルのプレスリリースはこちら】
2017年12月14日【プリンスホテル】会員制ホテル事業に参入 名称を「プリンス バケーション クラブ」に決定
会員権を購入してホテルを利用する運営形態
プレスリリースによりますと、会員制ホテル事業はホテル等の不動産の権利を保有する共有制と、預託金を預けて利用券を提供する預託制の2種類で顧客に販売されるようです。
同様の事業は、ヒルトンが運営するヒルトン・グランド・バケーションズ、ディズニーが運営するディズニー・バケーション・クラブなどがありますね。
プリンスホテルは、今回の会員制ホテル事業への参入を新規顧客の拡大と生涯顧客の獲得を目的としているようです。
対象施設
プリンスバケーションクラブの対象施設は、軽井沢や伊豆、箱根、湘南、日光、北海道、新潟などからスタートするようです。将来的には全国の20施設ほどが対象になるとのことです。
個人的には東京のプリンスホテルも対象にして欲しいですね。東京住まいですが、東京にあるプリンスホテルには年に2〜3度滞在しています。東京エリアのホテルも対象になるのであれば、私自身も本気で購入を検討してみたくなるかもしれません。
上場廃止後、新社長になってからの猛追
それにしても、上場廃止後、社長がみずほ銀行から送り込まれた後藤氏に変わってからのプリンスホテルの変革は眼を見張るものがあります。プリンスホテルは「峻別と集中」と称して2006年から改革が始まっているのですが、近年ですと、次のような改革があります。
- ザ・プリンス・さくらタワー東京のリニューアルとマリオットとの提携(2013年)
- ザ・プリンス・ギャラリー東京紀尾井町の開業とSPGとの提携(2016年)
- ザ・プリンス・パークタワー東京の大規模リニューアル(2016年〜2018年)
- グランドプリンスホテル広島のクラブフロア、クラブラウンジ新設(2016年)
どのホテルも快適な滞在ができます。悪い意味でのプリンスらしさがすっかり抜け落ちて、モダンなプリンスホテルへと生まれ変わっています。
幸いにして、上に挙げたホテルはすべて滞在したことがあります。口だけのブロガーにはならずにすみそうです。それにしても、さくらタワー宿泊体験記は早めにアップしないといけませんね。
そういえば、少し前にはオーストラリアのホテルグループであるStayWell Hospitality Groupを買収していましたね。
国内だけでなく国外にも攻勢を仕掛けているプリンスホテル。
プリンスホテルファンとしては、有名外資系ホテルグループと肩を並べるくらいに成長して欲しいと思っています。