歯の矯正は楽ではありません。
歯列矯正の金銭的な負担は大きいですし、食事が難しくなったり口の中を切ったりするトラブルにも苦労することなります。
金銭的な負担については、過去、当ブログにて矯正費用を軽くするためのコツを紹介しました。
www.sukoshi-tanoshiku.com
ですが、歯列矯正中の食事の制限や口内の痛みといったトラブル対策については、今まで解説していませんでした。
というのも、私自身が歯列矯正を始めたばかりで、矯正中のトラブルを解説するのに十分な経験が足りなかったからです。
ですが、矯正を始めてしばらく経ち、その間様々なトラブルを経験しましたし、その対策も試行錯誤で行い、トラブル対策として記事を公開するのに十分な経験を積んだと考えます。
そこで本記事では、これから歯の矯正をする人に知っておいてほしいトラブルとその対応策を解説します。
もちろん、すでに歯の矯正を始めている方で、まさにトラブルに悩んでいる人にも役立つようにしています。
本記事はボリュームがあるので、もしよければ目次を始めにご確認して頂き、目当ての箇所だけご覧いただくのも結構です。
困ること1:食事のたびに歯が痛い!舌を噛む!
矯正中はとにかく食事のトラブルに見舞われます。とにかく、痛いのです。
特に辛いのが歯の痛みで、その次に舌を噛む痛さです。いずれにせよ、痛いですw。
- 歯の痛さ:鈍痛のような痛みです。鈍く、重苦しい痛みが咀嚼のたびにやってきます。
- 舌を噛む痛さ:解説不要だと思います。一度噛むとしばらく痺れたような痛みが続きます。。。
これらに加えて、矯正器具(ブラケット)が邪魔して食べ物が歯に挟まったり、噛み切れなかったりと食事中のストレスはかなりのものです。正直、私は食事のストレスで矯正を断念しようと思ったくらいですから。
食事中の痛み対策
この対策ですが、時間が解決してくれます。元も子もないのですが、時間が経てば、食事のストレスも解消されます。諦めないでください。
実は歯の痛み(鈍痛)は、歯が動いている痛みなのですね。そして、その痛みはワイヤーの調整後数時間経ってから咀嚼のたびに起き、早くて2〜3日、遅くても5日くらいで痛みが引きます。
ワイヤー調整後しばらくが痛みのピークですが、数日で痛みも無くなりますからご安心ください。
そして、舌を噛む痛みですが、早ければ、一、二週間くらい、遅くても2ヶ月あれば顎と舌が慣れてきて、舌を噛むこともなくなります。
特別なトレーニングは必要ありません。口が自然と覚えるのです。
慣れるまでは、ゆっくり食事するなどして我慢しましょう。慣れるまでは辛抱が必要です。おそらく、矯正を後悔する理由のトップになるくらい、辛いストレスですが、このストレスは必ず解消されます。慣れるまで、踏ん張りましょう。
慣れるまで辛い
ですよね。私も慣れるまで辛かったです。特に舌を噛むことが、とても辛かったです。ですから、慣れるまではワックスをつけて暫定対応してました。それも、食事中にとれない頑丈なやつです。
歯医者でもらうワックスは安価で良いんですが、耐久性に難ありで食事中にとれてしまいます。ですが、こちらの商品なら食事中も結構耐えてくれます。
矯正を始める前に準備しておくことをお勧めします。
私が使った高耐久性のワックスはこちら。(画像かテキストをクリックすると、Amazonの商品ページに移動します。)
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困ること2:滑舌が悪くなる!
矯正中はブラケットが舌にあたり、滑舌が悪くなります。リンガル矯正と言われる、歯の裏側に器具を付ける場合に生じるトラブルです。
舌っ足らずというか、サ行の発音が極端に下手になります。滑舌が悪くなるのですね。
滑舌難の対策
この対策も元も子もないのですが、慣れです。1〜2ヶ月くらいで舌が慣れてきて、気にならないくらいには滑舌が改善されます。あくまで気にならないくらいで、厳密には少し滑舌の悪さは残ります。
ただ、気にせずどんどん話すことが、慣れへの近道です。
気にしない
滑舌の悪さですが、実は自分が気にするほど、ほかの人は気になりません。ですから、気にしないというのも対策と言えなくもありませんね。
困ること3:口中痛い
矯正中は口内に傷がつきやすくなります。ブラケットが引っかかって傷発生→口内炎のパターンや、舌噛み→舌腫れのパターンです。
ブラケットを引っ張っているワイヤーも曲者で、ワイヤーの先端が口内に当たってチクチクしたりすることがあります。
とにかく、口中痛くでストレスです。
口内の痛さの対策
この対策ですが、ワックスでしばらく痛みを緩和して、口内が頑丈になるまで耐えましょう。矯正中の痛みって結局慣れるんですね。不思議なもので、口内に傷が生じなくなるくらい口内が頑丈になります。
矯正した直後は、それこそ矯正を後悔するくらいのストレスが生じるのですが、必ず慣れます。
ただ、痛みに慣れるまでが大変なのもわかります。そこで、私の場合、耐久性の高いワックス(上記で紹介したもの)で傷を防止しつつ、口内洗浄液(リステリンとかモンダミン)で口内を殺菌して傷の悪化を予防することで、痛みに耐性がつくまで暫定対策しました。
この組み合わせが最適です。
一応、私が使った高耐久性のワックスと口内洗浄液を紹介しておきます。(画像かテキストをクリックすると、Amazonの商品ページに移動します。)
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病院に相談する
どうしても痛い場合、矯正器具にトラブルが発生している可能性もあります。出血する等している場合は、トラブルかもしれませんから即、病院に相談しましょう。
また、ワイヤーの先端がチクチクささって痛い場合は、単にワイヤーが正しい位置に曲げられていない場合がありますから、医者に相談して直してもらいましょう。
困ること4:歯がグラグラする
これは困る事というより、心配な事かもしれません。矯正して数ヶ月経つと、歯がグラグラしだします。
それこそ、歯が抜けるんじゃないかって思うくらいグラグラすることも。痛みはないのが救いですが、グラつくので本当に心配になります。
歯がグラつく事への対策
とにかく心配しないことが対策となります。歯がグラつくことは、歯が動いていることの証です。また、数週間もすればグラつきも収まってきます。
気にする必要はないです。
最後に:もっと早く知っていれば・・・
私自身、まだ歯列矯正中です。
矯正開始直後はそれこそ矯正したことを後悔するほどのストレスに襲われました。その際、色々と対策を調べたのですが、矯正中のストレスについてまとまった情報は無く、不安になったものです。
本記事では、過去の私が知っておきたかったことをまとめたつもりです。
本記事がこれから矯正を始める人、もしくは矯正中でまさに困っている人の助けになれば幸いです。
※当ブログで紹介している内容はあくまで私個人の意見であり、全ての人に効果がある訳ではありません。また、くれぐれも自己責任でお願いいたします。