新居に来て、今年で2回目の夏を迎えます。
やはり夏は暑いもの。就寝前は30分限定でエアコンを入れるのですが、昨年はエアコンのポコポコ音に悩まされていました。このエアコンのポコポコ音を解消する方法を解説します。
なぜポコポコ音が発生するのか
エアコンのポコポコ音の原因ですが、これは室内と室外の気圧差により屋外へ排出されるはずのエアコンの水が逆流するためです。水の逆流によって音が発生しているのですね。
水が逆流しているということは、当然、外気も取り込んでいることになります。つまり、異音に加えて、外の暖気や異臭も取り込んでしまう可能性があり、その場合は残念な気持ちになってしまいますね。
どうして気圧差が発生するのか
この気圧の違いは、2003年以降に義務づけられた24時間換気システムの影響で発生することがほとんどです。
この換気システムは、吸気口から外の空気を取り込み排気口から室内の空気を排出しています。つまり空気を循環させているのですね。
マンションの空気吸入口は、壁側面に設置された吸気口なのですが、窓やドアの隙間も吸気口となります。残念なことに、エアコンのドレン管も吸気口となってしまいます。
吸気と排気のバランスは、マンション設計時に厳密に計算されているはずですが、例えばお風呂やキッチンの換気機能を使用した時までは想定していない場合もあります。我が家はまさにそれに該当していました。
つまり、24時間換気以外の換気を使用すると、吸気口だけでは気圧差のバランスを取ることができず、エアコンのドレン管も吸気口となってしまうのですね。
対策には逆流防止弁(消音バルブ)を使用
原因は分かったものの根本的な対処方法が分からず、昨年までこのポコポコ音に悩まされていました。ですが先日、消音バルブを見つけ取り付けたところ、見事に解消されました。
購入したのは、ユーシー産業株式会社の
エバック 消音バルブ です。
ユーシー産業 ルームエアコン用 エバック 消音バルブ ESV-146
amazonへのリンク
これは、外気の吸入を逆流防止弁で防ぐエアコン用のバルブです。音の原因は空気の吸入よって発生する水の逆流ですから、これで防ぐ訳ですね。
ニトムズ ビニールテープ No.21 白 19mm×10m J2515
amazonへのリンク
逆流防止弁をしっかりと固定するために、ビニールテープも必要です(取扱説明書にビニールテープで固定する必要があるとの記載あり)。
取り付け方法は簡単
取り付け方法は簡単です。ドレン管に取り付けるだけです。
取扱説明書にはドレン管の中程をハサミ等で切り分けて、間に消音バルブを取り付けるようになっていました。ですが私の家では、ドレン管の先端に取り付ける方法を採用しました。これでも効果は十分でした。実は、我が家のドレン管は化粧カバーで覆われていたため、ドレン管の中程へアクセスが出来ない状態でした。そのため、消音バルブはつけられないものと半ば諦めていたのですが、先端に取り付けても問題なく効果を発揮しているので一安心です。
注意することとしては、消音バルブを縦に配置する必要がある点です。ドレン管の先端に取り付ける方法でも構いませんが、先端は縦になるように管の配置を工夫する必要がありそうです。水が排出されませんからね。
下の写真は我が家の取り付けです。この後、外れないようにビニールテープで固定しました。
これを取り付けてからというもの、ポコポコ音が全くしなくなり、昨年の夏の悩みが嘘のようです。
ポコポコ音でお悩みの方は、ちょっとした手間で一気に快適になりますから、オススメですよ。
【我が家で活躍中の消音バルブ】
ユーシー産業 ルームエアコン用 エバック 消音バルブ ESV-146
amazonへのリンク
ビニールテープも忘れずに。
ニトムズ ビニールテープ No.21 白 19mm×10m J2515
amazonへのリンク
こちらもオススメですよ。
因幡電工 エアコン用消音防虫弁 おとめちゃん DHB-1416
amazonへのリンク