飛行機に乗るときに、お肌の対策をしていますか?機内は地上に比べて、乾燥もしていますし、日差しが強く、何の対策もしないとお肌トラブルになることもしばしば。
この記事では、機内のお肌トラブル対策を考えてみます。
機内のお肌の天敵は?
飛行機の機内におけるお肌の天敵は、大きく分けて2つあります。
それぞれ対策を確認していきましょう。
機内の乾燥とその対策
機内は想像以上に乾燥しています。これは、飛行機を結露から守るためにわざと乾燥させているためで、飛行機の安全運行上、仕方のないことです。
では、われわれ乗客がどのような対策が出来るかというと、
- いつもより念入りに保湿する
- マスクや長袖を着るなどして、お肌が直接空気に触れないようにする
という方法があります。
基本的には、普段の対策とは変わりませんね。ただ、飛行機ならではのお肌対策としては、もう1つあります。
B787に搭乗する
機内の乾燥は、飛行機の構造上仕方のないものですが、実は飛行機の種類によって、乾燥の度合いが違うことは一般には知られていません。
では、もっとも乾燥していない飛行機は何かというと、現時点ではボーイング社のB787という飛行機でしょう。
B787は、従来の金属主体の構造からカーボンを取り入れた構造への転換が功を奏し、機内湿度は従来の10%程度から25%へと改善しています。改善したといってもまだ25%ですが、搭乗時間が長くなると、この差は大きく感じるはずです。
私自身、B787に搭乗した際は湿度調整に感心したものです。
熊本→羽田 ANA 787 - Spice Up Your Life
もし、同じ行き先で機材が選べるのであれば、お肌のためにもB787を選択することをおすすめしますよ。
飛行機の日差しは地上とは違う
次に、飛行機の日焼け対策について考えてみましょう。まず、キホンのキです。機上は快晴です。地上が雨であろうと、厚い雲に覆われていようと、飛行機は雲の上を飛ぶので、日差しが差し込みます。このことのは案外忘れがちで、家を出発するときに雨だったりすると、日焼け止め対策を怠ってしまいます。
ですから、飛行機に乗るときは日焼け対策を忘れずに。
紫外線はかなり強い。日差しを避けられない場合も!
そしてもう1つ、機上に差し込む紫外線は地上よりも強いことは覚えておきましょう。
飛行機はかなり上空を飛ぶので、地上に比べて紫外線は強いのです。しかも、紫外線は太陽から直接差し込むだけでなく、雲に反射して差し込む場合もありますから、この場合の紫外線の量はかなりのもの。
では、窓のシェードを閉じれば良いと考えるかもしれませんが、シェードの開け閉めは窓側席の人に一任されていますから、完全にはコントロールできません。
一旦安定姿勢に入った飛行機は、向きを変えずにまっすぐ飛びますから、運が悪いと飛行中ずっと日差しを浴び続けることになってしまいます。
地上よりも強力な対策が必要
こう考えると、機上は地上よりもかなり強力な紫外線が差し込む一方、日差しを避けることも座席によっては不可能ということになります。
ですから、飛行機での日焼け対策は、直射日光を浴びることを前提に考えた方が良いでしょう。つまり、強めの日焼け止めを準備されることをオススメします。
長距離フライトの場合、私の妻はかなり薄めの化粧にするそうですが、UVクリームだけは、強めのものを利用しているそうです。
まとめ:保湿はしっかり、紫外線対策は入念に!
ここまで、飛行機に乗る際のお肌対策について考えてきました。まとめると、
- 機内は地上より過酷な環境
- だから、乾燥と紫外線対策は入念に!
ということになります。飛行機内を室内だと思っていると、お肌にとって想像以上に過酷な環境であるために、知らぬ間にお肌にダメージを与えてしまうこともあります。
飛行機に乗る前は要注意ですよ。