今年もJALグループの新卒採用が開始されています。
2017年から継続しているJALグループ各社初任給比較ですが、今年も調査しましたよ。
2020年JALグループ各社の初任給
基本的には大卒・事務系総合職(正社員)をピックアップしています。ですが、技術職しか募集のない企業は技術職の初任給を記載しています。それ以外の職種の初任給については、お手数ですが各社の採用ページでご確認ください。
なお、2019年3月23日調査時点での情報です。また、グループ全社を調査した訳でありませんので、容赦願います。
それでは、早速見ていきましょう!
JALグループの初任給比較表
会社名 |
初任給 ※()内は2019年入社との差 |
採用人数 |
日本航空(株) ※事務系総合職 |
227,000円(+0円) |
50名 |
(株)アクセス国際ネットワーク
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今年は採用なし? |
ー |
日航関⻄エアカーゴ・システム(株)
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平均給与 約22万円(+0円) |
若干名 |
日本トランスオーシャン航空(株)
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189,034円(+3,000円)
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若干名 |
(株)ジャルカード
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207,000円(+3,000円) |
16~20名 |
(株)ジャルセールス
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207,700円(+3,300円) |
11〜15名 |
(株)ジャルパック
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207,000円(+3,000円) |
6~10名 |
(株)JALエアテック
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181,582(昨年:月17万程度)
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6〜10名 |
(株)JALインフォテック ※IT技術者
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217,000円(+3,000円) |
40名 |
(株)JALエービーシー
|
今年は採用なし?
|
ー |
(株)JALエンジニアリング ※技術職
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208,380円(+3,000円) |
80名程度 |
(株)JALカーゴサービス
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209,000円(+3,000円)
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6~10名 |
(株)JALグランドサービス
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208,000円(+4,000円) |
11~15名 |
(株)JALスカイ
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A)グローバルフィールドコース:210,000円(+0円)
B)メインベースコース:180,000円(+0円)
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A)不明(昨年は10名程度)
B)不明(昨年は250名程度)
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(株)JALスカイ大阪
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178,000円(+3,000円) |
30名 |
(株)JALスカイ九州
|
今年は採用なし?
|
ー |
(株)JALスカイ札幌
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174,000円(+0円) |
40名程度 |
(株)JALナビア
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206,080円(+3,360円)
※東京勤務の場合
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46〜50名 |
(株)JALマイレージバンク
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204,400円(+0円) |
若干名 |
初任給については、採用ページで公表されているものを紹介しています。会社によっては、モデル月収なるものを記載している場合があり、その場合は基本給ではなく、モデル月収を表中に記載しています。
2020年入社もJALグループ内初任給トップは日本航空。一部はベースアップ!
やはりというか、2020年新卒入社においてもJALグループ内の初任給で最高額となったのはグループ本体である日本航空でしたね。
その他、比較的高めの初任給なのは、情報システム系子会社のJALインフォテック、金融系のジャルカード、営業系(航空券のセールス)のジャルセールスでしょうか。
ちなみにJALグループ各社(一部除く)は昨年からベースアップをしています。昨年の拙記事「JAL2019年度入社新卒採用!JALグループの初任給を比較してみました。 」では2019年入社の初任給を紹介していますが、それと比較して、多くの会社で約3,000円のベースアップが実現しています。
特にJALグランドサービスは4,000円もベースアップしています。一方、グループ本体である日本航空はベースアップ無しという結果でした。
まぁ、日本航空本体は昨年のベースアップが各グループ全社より高かったですから、今回でバランスをとった感じなのかもしれません。
グループ本体である日本航空への就職か、JALグループ各社への就職か。
2020年卒向け人気企業ランキング(学情調べ)ではJALは19位でした。飲酒問題が影響してか昨年より順位を落としていますが、それでもランクインしていますから凄い人気です。また、5位はANAでしたから、航空系の人気の高さは凄いですね。2020年も当然多くの学生が応募するはずですから、激しい競争は必至でしょう。
新規路線の開拓、航空機の調達といったエアラインならではの大きな仕事をしたいのであれば、本体である日本航空を目指すべきでしょう。
ただ、昨年も同じ内容をお伝えしましたが、単にJALグループなら良いという人は本体である日本航空以外にも応募して選考機会を増やすことが得策です。
飛行機に関わる仕事に携われることは間違い無いのですから。
JALグループ各社へ就職するということ
JALグループ各社は航空業務の本流ではありません。ですが、だからといってグループ子会社に魅力がないとはいえないでしょう。JALグループ各社は航空に関する周辺業務の専門家集団ですから、それはそれでやりがいがあるはずです。むしろ、会社によっては日本航空本体よりも良いのでは?と考えています。
たとえばJALカードを発行している(株)ジャルカードは三菱東京UFJ銀行が49%も出資していますから、航空系というよりも金融系という側面もあると言えそうです。キャッシュレスを国レベルで推進していく中で、クレジットカードを扱うジャルカードに就職することは、実は超楽しいかもしれません。
(株)ジャルカードに限らず、他のグループ子会社も専門とする領域があります。航空業務の本流でなくとも良いのであれば、グループ各社にも応募してみて入社可能性を上げてみてはいかがでしょうか。
航空業務を知る
最後になりますが、航空業界を目指す方向けの参考書籍を紹介しましょう。私自身は飛行機好きという理由でこの書籍を購入しましたが、エアラインへの就職を目指す就活生にもオススメできる良著です。
エアラインオペレーション入門 改訂版(Amazonへのリンク)
この本はそのタイトルが示しているように、航空業務の入門書です。この書籍の秀逸な点は運航管理から旅客営業、マイレージプログラムや航空会社ITシステムといった幅広い分野まで取り扱っていることにあります。
通常の書籍ですと、パイロットや客室乗務員(CA)、グランドスタッフといった航空業務に直接関係する仕事のみがピックアップされることが普通です。
ですが、今回紹介している本はいわゆるセールスやバックオフィス部門も取り扱っているため、航空会社の会社案内ともいえる内容。グループ各社への就職も視野に入れているのであれば是非一度目を通して頂きたい内容ばかりです。
編集者はANA総合研究所となっていることからANAを事例として紹介していますが、もちろん他の航空会社(JAL)を目指す人にとっても役立ちますよ。
就活生のみなさんのエアラインへの就職を応援しています。