2018年12月21日に事業改善命令を受けたJAL。いわゆる飲酒運転とその組織的隠蔽が問題となった事件。意図的にアルコール感知器を使用しなかったケースは2017年8月1日以降、163件あったということで、この隠蔽体質はさっそう病気認定レベル。
他にも
4,175件。これはアルコール検査記録の欠損数。国土交通省立入検査後に明らかになったものです。 JAL曰く、基準値を超えた場合に確認するために使用するためであり、全てのデータを保存して事後に確認することは想定していなかったとのこと。
記録を残さないのは、いい加減に検査しているか、やましい事をしているかのどちらか。
経営破綻後、顧客に迷惑をかけたことと、新生JALへの強い決意をパイロット自ら機内アナウンスしていたと記憶しています。これを聞いて、本当に生まれ変わるのだと感心していたのですが、この時から実際のところは体質が変わっていなかったとすると残念でなりません。
安全運航は社会的基盤である
という言葉はJALの経営方針からの引用です。
自ら経営方針に背く活動しているJAL。事故は起きないだろう、ではなく起きるかもしれない、という安全の基本が全く浸透していないJAL。
外から(国から)言われないと改善しないなんて、組織としては未熟です。自浄作用がありません。
JALファンとしてはまだ応援
飲酒の問題は法令不備を問う向きもありますが、これは監督官庁の責任というより、JALという組織の責任。法律で規制しなくても、飲酒がまずいことくらい、まともな組織であれば分かるはずです。
JALに対しては残念に思うことが多いですが、それでも私はJALファンですから基本的にはJALを応援するスタンスです。
ファン故に、失墜したJALの翼が再び飛び上がることを願います。