(2019年1月更新)
私個人の話ですが、飛行機を利用する際は大抵JALのラウンジを利用しています。出発前に落ち着いた時間を確保出来るため、大変重宝しています。
さて、このラウンジは主に上級会員向けのサービスですから、誰でも利用できる訳ではありません。たとえJALカードのゴールドカードやプラチナカードを持っていても利用できないほど、ハードルが高いのです。
ではどうしたら利用できるのか。せっかくですので、この機会にJALのサクララウンジの利用方法についてまとめてみました。 是非ご覧ください。
国内線サクララウンジを利用するには7つの方法がある
JALの国内線サクララウンジを利用するには、大きく分けて7つの方法があります。利用の難易度別に整理して紹介します。
<難易度「低」>
1.ラウンジ使用料金(3,000円)を支払う
2.JAL CLUB EST会員になる
<難易度「中」>
3.国内線ファーストクラスで搭乗する
<難易度「高」>
4.JMB上級会員、もしくはJGC会員となる
<難易度「激高」>
5.ワンワールドサファイア会員になる
<難易度「特殊」>
6.キャンペーンを利用する
7.dポイントクラブのプラチナステージ以上になって抽選に当選する
それでは順番に見ていきましょう。
方法1.難易度「低」:ラウンジ利用料金(3,000円)を支払う
もっとも簡単に国内線サクララウンジを使う方法は、3,000円の利用料金を支払うことです。ただし、羽田空港のみが対象であり、その他の空港のサクララウンジは対象外であることに注意が必要です。
また、事前予約が必須であることも注意が必要です。
細かい利用方法は、下のリンク(公式ページ)からご確認ください。
【参考リンク】
JAL国内線 - サクララウンジ 国内線サクララウンジお申し込み(有料)
なお、競合であるANAにも、事前予約の上、3,100円の支払いで羽田の国内線ANAラウンジを利用できるサービスがあるようです。 ANA MY CHOICEはいつもの旅に「ちょっとプラス+」できるサービスです[国内線]│航空券│ANA国内線
方法2.難易度「低」:JAL CLUB EST会員になる
サクララウンジに入室するための方法として、ラウンジクーポンを使うという方法があります。
クーポン自体はネットオークションでも販売されていますが、譲渡不可のものもあるので注意が必要です。
そして、クーポンを手にいれる最も手軽な方法は、JAL CLUB EST会員になることです。
JAL CLUB EST会員は、年間5回まで国内線サクララウンジが利用可能となるクーポンがプレゼントされます。しかも、利用可能空港に制限はなく、国内線であれば日本全国のJALサクララウンジが利用可能です。
それだけでもすごいのですが、同行者1名までラウンジクーポン一枚で入室できてしまうという厚遇っぷりです。
ただし、JAL CLUB EST会員は、20才代しか入会できません。それゆえに、条件をクリアできる人は限られてしまうのですね。
もし貴方が20代であればJAL CLUB EST会員になることが、サクララウンジ利用条件達成の一番の近道です。
【JAL CLUB ESTの詳細をもっと知りたいという方は、こちらの解説記事をご覧ください】
www.sukoshi-tanoshiku.com
方法3.難易度「中」:国内線ファーストクラスで搭乗する
国内線ファーストクラス利用客とその同伴者(1名まで)はサクララウンジを利用することができます。よく、間違われる方が多いのですが、クラスJ席の場合は利用できません。あくまでファーストクラス利用時のみです。
国内線ファーストクラスが就航している路線は、
の基幹4路線です。
ですからファーストクラス利用者であれば、羽田、新千歳、伊丹、那覇、福岡の5つのサクララウンジを利用することができるわけですね。
この利用条件の難易度を「中」としている理由ですが、
- 難易度「低」としているサクララウンジ利用料金3,000円と比べて、国内線ファーストクラスは「追加料金:8,000円」と高めなこと
- ファーストクラスは結構人気で、席を予約することが難しいこと
この2点が理由です。
他路線にもファーストクラス?
実は、基幹4路線以外にも国内線ファーストクラスが就航している時があります。これ、実はクラスJ席扱いなんです。機材繰りの関係で、ファーストクラス席がある飛行機が利用されることがあるんですね。ただ、あくまでクラスJ扱いですので、サクララウンジは使えませんし、機内サービスもクラスJと同じです。ご注意を。
ファーストクラスを利用する場合は、さらに上位のラウンジが使える!
先ほどお伝えした通り、ファーストクラス利用者はサクララウンジを使うことができます。
ですが、ファーストクラス利用者はサクララウンジよりもさらに上位に位置付けされる最上位ラウンジであるダイヤモンドプレミアラウンジも使うことができます。
こちらの方がサービスが格段に上ですので、ファーストクラス利用者はダイヤモンドプレミアラウンジを使うべきでしょう。
ダイヤモンドプレミアラウンジが存在するのは、JALファーストクラスが就航している全ての空港です。つまり、次の5つの空港ということになります。
- 羽田空港
- 新千歳空港
- 伊丹空港
- 福岡空港
- 那覇空港
かつて、ダイヤモンドプレミアラウンジは羽田空港にしかありませんでしたが、2016年6月に新しいコンセプトのダイヤモンドプレミアラウンジが新千歳空港にオープンして以来、伊丹空港、福岡空港と徐々に最上位ラウンジが整備されてきました。
そして、2018年2月28日に那覇空港にダイヤモンドプレミアラウンジが開設され、これでJALファーストクラスが就航している全ての空港にダイヤモンドプレミアラウンジが開設されることになりました。
ダイヤモンドプレミアラウンジの様子
下の写真は2016年6月にオープンした新千歳空港のダイヤモンドプレミアラウンジの様子です。パン、おにぎり、時期によっては地元のお酒などが提供されています。
国内線ファーストクラス利用者であれば、是非ダイヤモンドプレミララウンジを利用してみてください。
【新千歳空港ダイヤモンドプレミアラウンジの様子はこちらで紹介しています。】
新千歳空港のダイヤモンド・プレミアラウンジを実際に利用してみました。2016年7月
方法4.難易度「高」:JMB上級会員、もしくはJGC会員となる
JALのマイレージプログラムであるJMBに入会し、搭乗を積み重ねてJALの上級会員(サファイア)になるか、JGC会員になればサクララウンジを何回でも利用することが可能です。
JALの上級会員のうち、最初のランクである「JMBクリスタル」になると無制限という訳にはいきませんが、1,000マイルを支払うことでサクララウンジが利用できるようになります。
そして、次のランクである「JMBサファイア」になるとマイルを支払うことなく、無条件でサクララウンジを利用することができるようになります。しかも、同時に同行者も一名まで入室できるようになる厚待遇っぷりです。
そして、JGC会員というのは、「JMBサファイア」会員になると入会できる特別な有償の会員資格です。
JGC会員になるためにはJMBサファイア会員しか入会できないJALカード(要年会費)を保有することが必要ですが、年会費を支払い続けている限り、資格を失うことはありません。
サファイア会員もJGC会員も非常に魅力的ですが、上級会員になることのハードルが非常に高いことには注意が必要です。それゆえ、難易度は「高」という判定をしています。
それでもJMBサファイア会員もしくはJGC会員目指したい方は、こちらの記事で紹介していますので、是非ご覧ください。
www.sukoshi-tanoshiku.com
方法5.難易度「激高」:ワンワールドサファイア・エメラルド会員になる
ワンワールドサファイア会員かエメラルド会員であればサクララウンジが利用できます。
ワンワールドとは日本航空(JAL)が加盟する航空連合の名称で、加盟会社間では空港チェックインカウンターの相互利用、マイレージの相互精算、空港ラウンジの相互利用が可能です。
ですからワンワールドに加盟しているキャセイパシフィック航空やアメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ等の上級会員であれば、サクララウンジが利用できます。
なお、こちらもかなりハードルが高いものとなります。普通の日本国内居住者が、JAL以外のワンワールド加盟航空会社の上級会員を目指すことは非常に困難です。それゆえに、難易度は「激高」という判定をしています。
方法6.難易度「特殊」:キャンペーンを利用する
例えば、新規路線が開通した場合、その路線利用者はラウンジを自由に利用できるキャンペーンが開催されることがあります。
また、ひと月に既定の回数以上JALグループ便を利用すると、翌月15日から翌々月末までラウンジが利用できる、なんてキャンペーンが過去実施されていました(2018年は未実施の模様)。このように、タイミングがあえば追加コストを支払うことなくサクララウンジを利用することができるのです。
ただ、これは狙ってできるようなものではなく、運に左右されますので難易度は「特殊」と判定しました。
方法7.難易度「特殊」:dポイントクラブのプラチナステージ以上になって抽選に当選する
ドコモが運営するdポイントクラブのプラチナステージ以上になると、プラチナクーポンという特典の抽選に参加することができます。そして、このプラチナクーポンには、JALサクララウンジの利用クーポンがあるのです。
この抽選ですが、首都圏であれば羽田空港(国内線・国際線)、成田空港(国内線・国際線)のサクララウンジが対象となっており、当選確率は繁忙期を除いて意外と当選し易いという特徴があります(あくまで、インターネットでの口コミです)。
なお、プラチナステージになるには、ドコモの回線契約を15年以上継続するか、直近6ヶ月で10,000ポイント以上獲得しなければなりません。
獲得ポイントでプラチナステージを目指す場合は、ポイントがたまりやすくなるdカード GOLDを利用していくことが重要になってきますね。
dポイントクラブはドコモの携帯電話を持っていなくても入会できますし、詳しくは公式ページ(dカード GOLD)をご参照ください。
もし、プラチナステージユーザであれば、プラチナクーポンでサクララウンジを狙うのもアリですね。
ただ、こちらも結局は運に左右されますので難易度は「特殊」と判定しました。
まとめ:最も簡単なラウンジ利用条件は、ラウンジ使用料3,000円を支払うこと
ここまで、サクララウンジを利用する方法を見てきました。
<難易度「低」>
1.ラウンジ使用料金(3,000円)を支払う
2.JAL CLUB EST会員になる
<難易度「中」>
3.国内線ファーストクラスで搭乗する
<難易度「高」>
4.JMB上級会員、もしくはJGC会員となる
<難易度「激高」>
5.ワンワールドサファイア会員になる
<難易度「特殊」>
6.キャンペーンを利用する
7.dポイントクラブのプラチナステージ以上になって抽選に当選する
サクララウンジは基本的にJAL上級会員向けのサービスなのです。ですから、ラウンジ利用条件の達成は難しい(難易度「高」)といえますね。
ですが、3,000円を支払えば羽田空港に限ってサクララウンジが利用できる点は特筆すべき事項でしょう。
そして、20才代だけが入会できる、JAL CLUB EST会員への入会も、条件さえあえば最も簡単にサクララウンジに入室する方法の1つです。
3,000円を支払うのも、JAL CLUB ESTに入会するのも費用がかかることには変わりませんが、比較的安価かつ容易にサクララウンジが利用できる方法となります。
JALのサクララウンジは広々としていて、そう混むものではありませんし、出発前の時間を楽しみたいのであれば、サクララウンジはオススメです。
参考リンクの紹介
当サイトではJALサクララウンジやJALカードについての記事を公開しています。特に役立つ記事を紹介しますので、是非見ていってください。
おすすめ記事1:サクララウンジが何度でも利用できる上級会員になる方法
サクララウンジが何度でも利用できるJMBサファイア会員もしくはJGC会員になる方法はこちらで解説していますよ。難易度は高いですが、達成した時のメリットは本当に大きいです。
www.sukoshi-tanoshiku.com
おすすめ記事2:サクララウンジを年5回利用できるJAL CLUB ESTの解説記事
20才代がサクララウンジを利用するもっとも簡単な方法はJAL CLUB ESTに入会することです。詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
www.sukoshi-tanoshiku.com
早く申し込みたいという人は、こちらからご入会へお進みください。当サイトではJAL CLUB ESTの入会キャンペーンを紹介していますよ。
公式ページへのリンク:JALカード
おすすめ記事3:JALカードの選び方
JALを利用するなら持っているだけでボーナスマイルが貰えるJALカードを保有しておきましょう。当サイトでは、JALカードは種類が多すぎて、何を選んだら良いのか悩んでしまう方のためにカードスペックや口コミ、評判、そして自分の体験をもとにベストなJALカードを提案しています。詳細はこちらの記事をご覧ください。
www.sukoshi-tanoshiku.com
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この記事を読んでJALカードに興味を持った方は、是非公式ページで最新情報を確認してみてください。公式ページは、こちらから確認することができますよ。
公式ページへのリンク:JALカード
おすすめ記事4:JALマイルを大量に獲得する方法
JALマイルを大量に獲得する方法はこちらで紹介しています。マイルを貯めて、JALに乗りましょう!
www.sukoshi-tanoshiku.com
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国内線ANAラウンジを利用するための方法とは?利用条件をまとめてみました。 - Spice Up Your Life
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羽田空港 ダイヤモンドプレミアラウンジ
記事中で紹介したdカード GOLDの詳細は、公式ページ(dカード GOLD)をご覧ください。
公式ページへのリンク(dカード GOLD)
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